大学院生の考えごと-日本語教育とタイの世界-

大学院博士後期課程在学中であり、タイ在住の日本語教師による考え事ブログ。

【読書録】清水崇文(2018)『コミュニケーション能力を伸ばす授業づくり:日本語教師のための語用論的指導の手引き』

サワディーカー。

今日はこの本!

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めちゃめちゃ読みやすかったです。

第二言語習得の理論を簡単に復習したいときに、

また開いて見てみるのもいいかも。

後半は、本の宣伝か?!と思いながら読んでしまったけど、面白かったからまあいいや。

 

それから、私が一番印象に残ってる部分。

「コミュニカティブな運用練習」説明が何度も?あ、二回かな?出てきた。

私もこれを声を大にして言いたいのさ。

「コミュニカティブな運用練習」とは、会話の場面、会話参加者の関係、その他の会話に影響する重要な要因などが詳細に設定された状況で、自己の会話の目的(意図や相手への配慮)を達成するためにコミュニケーションを行わせるような運用練習のことです。従来の日本語教育で行われてきたような、文法項目の定着の総仕上げとして学習した文法項目を使って学習者が言いたいことを言わせる練習を「コミュニカティブな運用練習」と呼ぶことがありますが、そうしたものとは似て非なるものですので、混同しないように注意してください。(清水,2018:85-86)

私の職場の壁に、家訓みたいな感じで、

大きく張り出してやろうかと、思うくらいです、はい。

 

あーあ、私もこのくらい情熱を持って、

本を出せる人間になれたらいいなー、

なんて、思った夜でした。